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「突入せよ!あさま山荘事件」を見ました [映画]

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タイトルです

あさま山荘事件は自分がまだ3•4才位の時の出来事なので詳しい事は分かりませんが
このような事件があったことはテレビ等で見て知ってはいました
この映画は事件を元にしたフィクションということです

連合赤軍による人質立て籠り事件ですが、連合赤軍側の思想とかそのようなものは全く語られず
上層部の駆け引きとか地元県警と本庁との対立とか現場での苦労とか、警察側からの視点から
作られた映画です

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佐々監察官が長官に呼ばれ、「ちょっと行って来いや」と言われるシーンです
このあと監察官は「局付き」と呼ばれます正式役職名は警備局付警務局監察官だそうです

そして現場に
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お互いの意地とプライドがぶつかります
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そして現場ではこんなシーンが
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犯人の母親が呼び掛けます
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その後色々な刑事ドラマで見かけたシーンです
家庭教師のトライでも使ってたっけ

こんな出来事も
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民間人が人質の身代わりになると言って山荘の中に勝手に入ってしまいます

そして
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何と!撃たれてしまいます
この後この方は亡くなります
民間人から死亡者が出てしまいます

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佐々局付きが県警本部長にクレーン車を使った作戦を説明しているところです

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立て籠り犯はガンガン撃って来ます

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戦場さながらになっています

一方こんな所では
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クレーン車の操縦士に県警の制服を着せるか本庁の制服を着せるかで言い争っています

作戦前日の会議では
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佐々局付きが指揮官表示を外す事を提案しますが反対されます
ここでは隊長達の意思をくみ
局付きは引き下がります

この帽子にぐるりと巻いてある白い帯
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これが指揮官表示というものだそうです
初めて知りました
後で現場で被るヘルメットにも同じ様に巻かれています

ベトナム戦争当時、アメリカ軍の指揮官はこの指揮官表示を狙われ
多くの大尉、中尉が亡くなったそうです、こんなに目立つ表示ではありませんが
小さな白い縦棒が一本とか二本ついているだけですが

会見においては
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警察官の発砲は未だに認められません

作戦当日の朝7:00
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徐々に配備されていきます
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この辺りから見ているこちらにも緊張感が伝わって来ます

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クレーン車の操縦士さん登場

しかし、あれっ
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切断されているはずの電線が切られていない
この期に及んでも連携が悪いです
今、電柱に登って切っていたら、良い的です
このまま決行するしかありません

このシーンなんか
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ベトナム戦争映画さながら
凄い緊張感とドキドキ感

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作戦決行が告げられます

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これが有名な鉄球のシーンです

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そして警官隊突入

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発砲を受けます

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中も外も混乱に陥ります

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特殊車両部隊の隊長も指揮官表示を外していません

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2機の隊長さんも指揮官表示を付けたまま、非常に目立ちます

このお二人は殉職されます

その後発砲の許可が降ります
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この当時はオートマチックの拳銃は許可されていたのでしょうか
警察側も発砲しているため本当に戦場です
しかし、後で調べてみると警察側の実弾発砲は16発のみだったそうです(全て威嚇射撃)

二名もの隊長を失い混乱した部隊を立て直して
次の案を練ります

決死隊を再結成し長野県警にも二名出てもらうことを迫ります
断る県警を説得してなんとか志願者を募ります

そこまでして県警から人員が必要なのかと思いましたが
理由は最後に分かります

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県警からの志願者も合流して

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仕切り直します

そして最後の作戦決行
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ホースから放水が始まります

私事ですが、去年亡くなった親父は元警察官でして
この時期機動隊に所属していたらしいです

子供の頃、テレビでこの事件のことが流れる度にお袋さんが語ってました
「家のお父さんも本当は行くはずだったんだけど、それも副隊長かなにかで
でもその時研修があって行かなかったんだよ」
なんて話をよく聞かされました

映画の本当に最後の方のシーンですがこんなシーンも
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ひょっとしたら我が家がこんなシーンになっていたかも
いや、この時動員された警官のどの家庭にも可能性があったのかと思うと
恐怖感を覚えます

しかしこの映画
戦争映画さながらの銃撃戦を見るだけでもなかなか緊迫感があって楽しめますが
一度見ただけではその銃撃戦の部分ぐらいしか楽しめません

この事件の事をググって知識を少し入れてから見るともっと良く分かりますね
山荘の主人と人質になった奥様の名前以外はかなり忠実に作られているみたいです

2機とか9機とかカップヌードルの話とか
送り出した家族の思いとか
それから連合赤軍の成り立ちとか
今では考えられない事がこの時代には起こっていたんですね

親父が健在であればもうちょっと詳しい話が聞けたかなと思うと残念です


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コメント 8

DEBDYLAN

この事件は僕もあとになって知りました。
映画観てみたいなぁ。
日本の現代史をきちんと知りたいなと思います。

by DEBDYLAN (2013-03-30 22:47) 

moto_mach

DEBDYLANさん
コメントありがとうございます
映画に教えられる事も結構ありますね
by moto_mach (2013-03-31 04:16) 

alba0101

ご訪問&コメントありがとうございます^^

私も小さかったのではっきりは覚えていませんが
皆がTVに首っ引きだった事を覚えています..
色んな意味で混沌としていた時代だったのでしょうね。
by alba0101 (2013-03-31 10:08) 

sarusan

この赤軍の事件、当時テレビの放送見ました。衝撃な事件で、奥さんの救出には拍手したね。
by sarusan (2013-03-31 12:53) 

moto_mach

alba0101 さん
コメントありがとうございます
この頃の日本は高度成長期も終わりを告げていましたが
当時の映像等を見ると日本人はパワーがあったなーと思います
そんなパワーが悪い方向に行ってしまった事件だったのかな?
と思いました
余り詳しくは分かりませんが
by moto_mach (2013-03-31 12:54) 

moto_mach

sarusanさん
コメントありがとうございます
リアルなコメント嬉しいです
by moto_mach (2013-03-31 12:56) 

いっぷく

小学生の頃でしたけどね
これを境に、いわゆる新左翼というものが
勢いを失いましたね。

by いっぷく (2013-03-31 16:09) 

moto_mach

いっぷくさん
コメントありがとうございます
私はやっと解って(全然解ってないかも)来たところなので
余り語れませんがこの事件の終結が連合赤軍の終わりだった感じですね、此に至るまでが凄惨だったようですね
その辺りを描いた映画等があれば拝見してみたいです
by moto_mach (2013-03-31 21:15) 

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